獣医師の方へ

検 査 項 目

1:細胞診断

染色済み、未染色、染色法のいかんを問わずお受けしております。
標本の質により診断精度は異なってきますが、
基本的に細胞診による診断報告では、確定診断といたしません。
当ラボにて行なう染色法はギムザ染色です。
また、組織球性肉腫鑑別を目的として、エステラーゼ染色を導入しております。
なお、以下の染色法は実施しておりません。

2:組織診断

当ラボではHE染色を基本として検査を行なっております。
なお、代表的な以下の染色法は実施しておりません。

2:組織診断

2012年12月現在、実施している項目は以下のとおりです

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診断報告について

1:期日

組織検査:検体登録後の翌営業日〜二営業日後
細胞検査:検体登録当日〜翌営業日

2:報告日の延期について

以下の場合には報告日を延期させていただきますが、その場合には直ちにご連絡いたします。

3:報告形態

当ラボでは、メールおよびファックスにてご報告しております。
いずれか、あるいは両方か、依頼書書式内にてご指定ください。
メールでの報告は、2012年12月現在、PDF形式のみとなっております。

>> 報告書サンプル (PDFファイルです)<<

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検体回収業務について

当ラボは世田谷区を中心として、細胞診を院内で討論しながら行う、というスタイルで仕事をはじめましたが、ご紹介をいただくにつれ、大多数の先生は遠隔地の方ということになってしまいました。残念ながら一度も直接ご挨拶できていないという 先生も少なからずいらっしゃいます。
 同時に、一日にご報告する症例の数も増え、難波自身、なかなか以前のように機動力を駆使することができなくなってしまっております。

2012年以降、ちょっとしためぐりあいからラボ員となった佐藤くんが、世田谷周辺や、府中市近辺の病院にお伺いしておりましたが
2014年3月をもってサッカー指導者への道を選び退職いたしましたので、現在はラボの獣医師が世田谷区や目黒区の一部の病院に
お伺いするのみとなっております。これはサービスではなく、ラボ病理医の臨床現場との接触の機会に過ぎません。
ただこうした活動によって、より現場に則した病理診断報告書作成ができるようになればと考えております。

このほか、院内細胞診・術中細胞診をご依頼いただく場合には、状況に応じて予定を調整いたしますので、まずは難波までご連絡ください。

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組織検体送付

1:検体容器

当ラボでは、ホルマリン原液入り検体送付用容器を若干量ご用意致しております。
しかしながらストック量の問題などから直ちに対応することができないかもしれません。
どうぞよろしくご了承ください。

2:固定液

基本的には、ホルマリンの量は検体容積の10倍とされておりますが、現実的には難しいところです。
経験的には検体容積の2倍程度でも切片作製は可能ですが、
量の問題のほかに、以下の点についてご留意ください。

なお、ホルマリンの廃棄につきましては、下水へ直接廃棄することはできませんのでご注意ください。

3:送付部位

検体送付時は、摘出された部位すべてをお送りいただくのがベストです。
もちろん、先生方のご都合で一部のみの送付となることもやむをえませんが、
その際は「一部を送付」と、依頼書に一言ご記入ください。

4:梱包

配達会社によってはホルマリンをとり扱わないこともあるようです、
くれぐれもホルマリン漏れにご注意ください。
配達会社さんからは最終的に先生方へご連絡がいってしまうようですので、
なるべく事前に、難波ラボのほうからお知らせしようと考えております。

5:配達時間の指定について

当ラボでは組織標本作製を13時頃に行なっておりますので、
時間帯指定をされる場合には「午前」をご指定ください。

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塗抹標本送付

1:染色

当ラボでは基本的にどんな染色法(無染色も含む)の標本もお受けしますが、
十分な細胞が採取されていない場合でも、何らかの検討を加え、診断料をご請求することになりますので、
病院の方で一度染色をしていただき、細胞が採取されているかどうかご確認いただきますことをおすすめいたします。

2:郵送

切片の破壊を避けるため、しっかりと固い切片ケースに収納された後、
梱包材などで軽く保護していただきますと確実です。
郵送方法は、宅配便・郵便のいずれでもお受けしております
(宅急便のメールサービスが時間的にもコスト的にも便利なようです)。

また、破損の問題よりも対応が難しいものに、
「封入後、十分な乾燥が行なわれていない切片をケースにいれる」という場合があります。。。
乾燥が不十分ですと、ケースと切片が固着したり、切片をとりだす時に
標本上の細胞成分の一部に傷がつくなど大きな問題となります。

封入後乾燥に関するポイントは以下の3点です。

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検査依頼書

当ラボでご用意する依頼書は、A4一枚の印刷物となっており、カーボンコピーは採用しておりません。
念のため、病院様各位でのコピーをおすすめしております。

新規にご依頼をいただく場合には、当ラボまでご連絡いただけますと、
ファックス、メール、郵送にてお送りいたします。

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